第536回JPSオークション オススメ
Lot No.86 旧小判4銭貼封書、長崎正N
Lot No.86

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 大型ボタ印の中で、東京、新潟、金沢の鏡字は希少ですが、長崎の場合は鏡字(逆N)が一般的で、正字(正N)が珍しくなっています。また正Nは出品物のように「N」がやや欠けたようになっているものが多いようです。
 「廣嶋丸」の書き込みがありますので、長崎から大阪まで船で運ばれたのかもしれません。因みに「廣島丸」をネットで調べてみましたら、西南戦争のときに征討軍(政府軍?)に徴用されて、臨時用船となった」とありました。この船なのかどうかは判断できません。
最低値:20,000円
Lot No.97 旧小判6銭 札幌ボタ
Lot No.97

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 札幌ボタは、那覇、根室と同じ「第5次使用局」で、希少な大型ボタ印として知られています。カタログ評価は「赤二」のもので、「旧小判6銭」の評価は掲載されていません。一般的に考えれば「旧小判6銭」のほうが遙かに少ないと思われますが、実態は分かりません。
最低値:10,000円
Lot No.138 U小判5銭貼外信便、KG下野・藤岡
Lot No.138

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 U小判5銭は1983年(明治16)1月1日、外国郵便・書状用として発行されました。発行当初、国内用としては殆ど使われず、明治21年9月1日以降の丸一印時代になって書留用として使われるようになりました。外国郵便は殆どが東京、大阪、横浜、神戸など大都市から差し出されることが多く、地方の二重丸印で抹消することは極めて稀でした。U小判5銭貼アメリカ宛書状のカタログ評価は10,000円ですが、5銭(単片)の二重丸印消は13万円もしています。
最低値:60,000円
Lot No.206 朝鮮字入8銭、縦書丸一印(馬山?)
Lot No.206

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 朝鮮字入の消印を収集するのは、なかなか難しいものです。8銭のカタログ評価は11/2銭に次いで高く、40,000円もしています。この評価は単なる使用済のもので、消印の読めるものは使用済評価+αとなります。出品物は縦書丸一印で、「馬山」となんとか判読できます。局名が鮮明ならば、カタログ評価は50,000円となっています。
最低値:10,000円
Lot No.314 制定シート、タトウつき
Lot No.314

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逓信記念日制定シートには贈呈用のタトウが存在し、カタログにも紹介されています。しかしタトウのカタログ評価は載っていません。制定シートの発行数は2万枚ですので、そのうちどの程度が贈呈用にまわされたのでしょうか。極めて少数だったのではないかと思われます。
最低値:60,000円
Lot No.319 競馬法5円 タブつき田型、消印:神奈川 23.8.14 神奈川県
Lot No.319

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 競馬法公布25周年記念切手のタブは、1番切手と32番切手にあります。出品物は1番切手タブつき田型で、カタログ評価は6,500円ですが、この評価は低すぎるように思われます。切手はややOC(オフセンター)ですが、消印が中央1印で大変、姿がよいものです。
最低値:3,000円