第542回JPSオークション オススメ
Lot No.105 旧小判12銭 中期白紙 P.10不足消し×2枚、同時使用・再接可、要下見(12銭の最大マルティプルは横ペア)
Lot No.105

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 旧小判12銭以上のいわゆる高額面は、最高額で切りの良い50銭以外は、その使用例は外郵ボタと国内大ボタが精々でリーフに変化をつけるのが難しい。そもそも高額面が配備されていた郵便局自体大局のみであった。
 12銭も例外でなく、不足消しはリーフの真ん中に貼れる代物。その上ペアに再接可能となればリーフの重みがより増すはず。
最低値:20,000円
Lot No.125 旧小判45銭 中期白紙 P.10、VF
Lot No.125

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 旧小判高額中最難関の45銭。目打は10のみで用紙も無地紙と中期白紙の2種のみ。御多聞に洩れず他の高額以上に鮮明な使用例は希少。そんな場合、パリッとした未使用で揃えるのもひとつの手。ゼネラルであればこれで十分立派なもの。無地紙はすみ点であれば更に安価で入手できる。
 冒頭の旧小判のパートは専門収集よりの出品で未使用も散見される。年季の収集でOH・紙ヒンジ付も多いが、表がフレッシュであれば十分。ゼネラルでも専門収集でも紙質ごとに未使用は1枚は必要。割安な使用例ロットとともに、もう一度出品リストの見直しチェックをお勧めしたい。掘り出し物に出会えるかも。
最低値:80,000円
Lot No.166 大正白紙3銭無双罫下耳付きP.13×13.5貼り書状、大阪中央 3.2.6、封筒小難、要下見
Lot No.166

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 田沢の象徴・無双耳付エンタイア。使用済に較べ、未使用同様水をくぐっていない分カバーの上で赤が実に映える。大正白紙は郵便使用目的の菊切手偽造事件により、短期間の使用に終わり、使用例のカバーも限られている。平凡な国内書状だけに。ゼネラル・専門収集ともに良いアクセントとなる。
最低値:15,000円
Lot No.230 旧大毛田型、TAKAHAMAMARU .24.11.10 I.J.W.T.O(誤植印)
Lot No.230

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 切りが良い額面で内外の使用例に困らないが、刷色の濃さと相まって魅力あるリーフ作りには意外に苦労させられる。このアイテムは田型に欧文船内印という組み合わせの上、誤植印というオマケ付き。リーフの中央で主役となれるに十分。
 旧小判に続く田沢のパートも長い年月をかけた専門収集の出品で、未使用・ブロック・選りすぐりの使用例が続き見応え十分。ご自分のリーフのどこに当てはめるかターゲットを絞って思い切った応札を期待したい。
最低値:5,000円
Lot No.283 竜200文(3)・500文(4)貼、□検+紫色□壬申4月21日/東京郵便役所、封の中央部少欠(同時に切手1枚剥がれか?)、東京赤坂より広島竹屋町宛て
Lot No.283

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 残念ながらキズ大・剥し有りではあるが竜文切手の高額貼カバーは貴重、ルックスは中々の物。専門収集では難しいが、ゼネラルの作品であれば立派な物、大きなアクセントになる事、間違い無し。
最低値:30,000円
Lot No.385 切手帳 菊切手・外国用3.50円(B2)、完本
Lot No.385

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 切手帳は菊切手から登場、存在数が限られているので競争が激しい。無加刷の外国用と一番ありふれているが完本となれば別。菊切手加刷含めた収集家も無加刷のみの収集家とも必須のアイテム。切手帳表紙とペーンの分類をリーフに展開するのが一般的ではあるが、完本が欲しくなるには専門収集が相当進んだ証拠。
 以前であればこの3倍の市場価格であったが、存在数が増え求め易くなった今が買い時。
最低値:80,000円
Lot No.391 震災5厘(200)貼、3種便帯封、櫛 船場 13.8.1、美封・中身無し
Lot No.391

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 震災切手の見映えのするエンタイアはどの額面でも難しいが、最低額の5厘は何と言ってもこの帯封に限る。中身付の帯封ばかりもてはやされるが、帯封単独の物もそれほど多くは残されていない。中身の有る無しで数分の一で入手するかどうかは貴方自身の考え方ひとつ。
最低値:6,000円
Lot No.442 分銅・銘あり葉書 紫11/2銭(PC22)2点、未、機械 小代式 東京中央 5.1.1 前0-7 → 岩代国(年賀状)、要下見
Lot No.442

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 機械印の王様・小代式。逓信博物館・嘱託の小代為重氏が明治45(1912)年に押印機を完成されわずか2局で試用されたにすぎない。京橋 4.1.1 前0-7の物は切り刻んだ葉書片が数点発見されたのみで、東京中央の物も市場に出たのは1ダース前後と言われている。
最低値:80,000円
Lot No.523 煙草印紙ロット154点、角型エッセイ(?)2種貼、太政官布告(角型8種、帯神27種貼、見本)、角型100枚(見本20枚、済80枚)、帯紙45枚(見本40枚、未5枚)、角型使用例(エンタイア)7通、要下見
Lot No.523

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 次ロット(No.524)の売薬印紙とともに煙草印紙は、当時の紙幣・小判切手等と同様にイタリアからのお雇い外国人エドワルド・キヨッソネ監修の下に発行された。角型・帯紙とラインナップが実にユニーク。エッセイ・太政官布告だけでも十分元が取れるお値打ちロット。文明開化のテーマティクにも使える。
最低値:50,000円
Lot No.625 瀬戸内海14円(FC30)にキジ航空59円(A8)加貼、米国宛航空便、59円適正使用、櫛 名古屋東 26.11.19(薄い)
Lot No.625

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 外信はがきに切手加貼の使用例は、単調になりがちなステーショナリーのコレクションのリーフにアクセントを与えてくれるが、色々な切手がゴチャゴチャ貼られていると逆効果になってしまう。
 この葉書はキジ航空59円だけの加貼でスッキリしている上に59円料金の適正使用。航空切手の専門家も欲しがるアイテム。印がやや薄めで欧文印でない櫛型印での抹消ではあっても、まず見かけない使用例だけに、まずは入手が先決では。
最低値:25,000円
Lot No.648 趣味週間ペーン(CP1)全貼・塔航空銭位40円縦P・カモシカ8円貼、米国宛書留航空便、三日月 KAMAKURA 10.XII.54 
Lot No.666 趣味週間ペーン(CP1)観音10円貼、櫛 宮崎 31.3.17、タブ「郵便は/世界を結ぶ」
Lot No.667 趣味週間ペーン(CP1)観音10円貼、櫛 新潟 30.11.24、タブ「切手に学ぶ/世界の知識」
Lot No.648
▲#648

Lot No.666
▲#666

Lot No.667
▲#667

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 一般の人に切手収集をアピールするのなら趣味週間がうってつけ。未・済・FDC・エンタイアと並べれば郵趣の何たるかを説明できる。更に収集家をも唸らせたいのならば、記念切手帳第1号の趣味週間ペーンを充実させたい。
 今回の3点は、そのペーン全貼の外信便と2種の各タブ付実逓便2通。いささか出費はかさむが、今となっては望むべくないゴールデントリオ。一人の作品での揃い踏みを期待したい。

No.648 最低値:34,000円
No.666 最低値:30,000円
No.667 最低値:30,000円