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江戸末期の天才棋士で「碁聖」と仰がれる本因坊秀策(ほんいんぼう・しゅうさく)の生誕地である広島県因島市は、囲碁を
「市技」に制定するほど囲碁人口が多く、住民の1割以上が愛好者です。
秀策は、1829年(文政12年)に因島市外浦町に生まれ、母から碁を習い、6歳で神童と騒がれました。本因坊家の14世跡目として将軍家慶から認許され、御前試合の御城碁で19連勝しました。
近代布石の基礎となる「秀策流布石」を編み出しましたが、コレラにかかり33歳で早逝しました。「碁聖」とたたえられ、現在でも高段位となったプロ棋士の多くは、秀策の墓参りをします。
この写真付き切手(Pスタンプ)は、日本棋院創立80周年記念として、日本棋院内に2004年11月15日に開館する囲碁殿堂史料館に、本因坊秀策がその功績を認められ殿堂入りすることを記念に発行されました。
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