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中村勘九郎が父十七代目のあとを継ぎ、松竹創業110周年を迎える2005年、十八代目中村勘三郎を襲名します。
中村勘九郎は、1959年4月に「昔噺桃太郎」で五代目中村勘九郎の名で初舞台を踏んで以来、祖父六代目尾上菊五郎と父勘三郎の芸を見事に継承し、世話物・時代物から舞踊まで幅広い役柄を演じてきました。
また、コクーン歌舞伎、平成中村座、野田秀樹に歌舞伎の脚本を依頼するなど、伝統の歌舞伎界に常に新しい風を取り入れてきました。
この写真付き切手(Pスタンプ)では、父十七代勘三郎が何度も演じた時代物の当たり役の一つあった「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」、「鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)」などで幕を開けます。
ニューヨーク摩天楼をバックにした口上姿からは、勘九郎の充実した軌跡から勘三郎へ、熱い役者の血が躍る新たな活躍に大きな期待がふくらみます。
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