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静岡鉄道駿遠線(すんえんせん)は、藤枝市の大手駅から東海道線藤枝駅を経由して遠州灘を回って東海道線袋井駅を結んでいた軽便鉄道です。
元は藤枝からの藤相鉄道と袋井からの中遠鉄道が、静岡電気鉄道などと戦時統合して静岡鉄道となり、1948年に一本の路線として結ばれました。その結果、全長64.6kmの軽便鉄道としては日本最長規模になりました。
その複雑な生い立ちと路線の長さから、使用される車両も静岡鉄道社製を中心に種々雑多で、鉄道ファンには人気の高い路線でした。
しかし、車社会への移行と老朽化した大井川橋梁の架け替えに多額の費用を要することから、全線開通からわずか16年後の1964年より区間廃止が始まり、1970年7月31日に全線廃止されました。
廃止35周年を記念して発行されたこの写真付き写真(Pスタンプ)は、相良町付近や大井川の橋を渡るのどかな風景が回顧でき、当時の面影がしのばれます。
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