 |
美しく心に残る物語「スノーマン」は、レイモンド・ブリッグスによって1978年にイギリスで出版された絵本です。文字が一切入っていないこの本は、想像しながら読み返すたびに会話が変わり、一冊の本に何十通りの話が出来て飽きることがありません。
ある朝少年が目を覚ますと、外は一面の雪景色でした。せっせと雪だるまを作り始め、みかんで鼻をつくり、炭で目をつくり、マフラーと帽子で大きなスノーマンが出来上がりました。少年が眠り、目が覚めるとスノーマンが少年の手をとり、雪の夜空を案内します。そして楽しい時間はあっという間に過ぎ、朝日が昇って別れのときを迎えます。
このフレーム切手では、二人で空を飛ぶクライマックスのシーンなど名場面の数々が優しい淡いタッチで描かれ、見事に作品の世界に引き込まれていきます。
|