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 ステージイベント

会場:6階イベントスペース ※内容・日時が変更になる場合があります
4月26日(金)
11:00〜12:00 宝塚トークショー「宝塚歌劇110周年記念トークショー」
ゲスト:星乃あんり さん(元 雪組娘役)、春妃うらら さん(元 花組娘役)
MC:玉木淳一さん(元 東宝(株)広報室長)

星乃あんり さん

春妃うらら さん
STAMP-SHOW2024企画展示「1000人のタカラジェンヌの手紙」にちなんで、宝塚歌劇団OGの星乃あんりさん(元雪組娘役・95期生)、春妃うららさん(元花組娘役・97期生)によるトークショーを行います。共に新人公演ヒロイン経験者という姉妹が退団後、一緒に仕事をするのは初めてという価値のあるイベントになります。 

 宝塚歌劇団との出会い、宝塚音楽学校在学中や入団後のお礼状や年賀状作りの工夫や受け取ったファンレターなど郵便にまつわるエピソードのほか、多くのスターを輩出した同期生との思い出、それぞれ活躍した作品についての裏話、卒業を決めたきっかけなど、このイベントでしか聞けない貴重なトークショーになります。
イベントスペースに限りがありますのでお早めにご来場ください。

13:00〜14:00 研究発表「1920年代のパリの昆虫関連の話題」
プレゼンター:澤口尚子さん((公財)日本郵趣協会 昆虫切手研究会)
1920 年代は標本商がもっとも活躍した時代と言われており、フランスではル・ムールトやデロールらが世界各地(南米、インドシナ、中国奥地、アフリカ)に行く人々(入植者、宣教師、公務員など)に頼んで昆虫標本を集め、一般人にも昆虫標本や昆虫を題材とした美術品収集が普及しました。

 1920 年代に描かれた博物画により、世界(南米、インド、ニューギニア、ベトナム、マダガスカル、ヒマラヤなど)からパリにどんな昆虫が入ってきていたかがわかります。ただ、学名も種名も年代により変化するので、その種を特定するのは難しく、また近い種の切手を探すことも大変でした。
昆虫切手の魅力と収集の楽しみについてお話しできればと思っています。

14:30〜15:30 記念講演「セント・ジョージの龍退治:ソヴリン金貨と切手」
講演:内藤陽介さん(郵便学者)

内藤陽介さん
“聖ゲオルギウス(セント・ジョージ)の龍退治”はキリスト教世界では誰もが知っている物語で、そのモチーフは古くからさまざまな国・地域の切手やコインに取り上げられてきました。特に、イングランドでは、獅子心王と呼ばれた十字軍の英雄、リチャード1世がセント・ジョージに自軍の加護を祈願して以来、龍を退治するセント・ジョージのモチーフはイングランドを象徴するアイコンとなり、1348年に創設のガーター騎士団がこれを団のシンボルに採用したことで、“イングランドの守護聖人”としてのセント・ジョージが定着。ソヴリン切手にも刻まれるほどになりました。  

 今回は、聖ゲオルギウスの龍退治のモチーフが、英国を中心に、どのように切手・コインで表現されてきたのか、お話ししたいと思います。


▲1929年発行の”万国郵便連合会議”
の記念切手

▲ソヴリン金貨のセント・ジョージ
4月27日(土)
11:00〜12:00 出版記念講演&サイン会「切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード」
講演:内藤陽介さん(郵便学者)

※表紙は制作中の見本です。

“一番切手”という言葉は、もともとはカタログの番号が1番の切手という意味で、その国で発行された最初の切手を指す言葉でしたが、そこから転じて、ある主題に関して発行された最初の切手についても、たとえば“犬の一番切手”、“仏像の一番切手”などと呼ばれるようになりました。本書は、筆者の独断と偏見で50の題材を選び、それにまつわる物語をまとめたエッセイ集です。

 今回は、5月1日に刊行予定の同書の内容の中から、特に興味深いと思われるエピソードをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

12:30〜13:30 記念講演「加賀・能登と戦後の記念切手」
講演:内藤陽介さん(郵便学者)
今回のSTAMP-SHOWでは、本年元日に発生した令和6年能登半島地震により大きな被害を受けた北陸地方の復興を願って、郵政博物館ならびに北陸3県の郵便史の専門家の方々のご協力を仰いで「令和6年能登半島地震復興支援切手展」を併催するとともに、販売品の売上の一部を能登半島地震義援金として寄附する予定です。

 本講演では、同展と連動して、能登・加賀にまつわる戦後(昭和時代)の記念・特殊切手について、その背後にあるさまざまなエピソードとあわせてご紹介したいと考えております。


▲伝統的工芸品シリーズ・輪島塗

▲第2回国体(石川県を題材とした最初の記念切手)
14:00〜15:00 トークイベント「ヨーロッパ押印漫遊録」
講演:高名康文さん(成城大学文芸学部教授[フランス語・フランス文学])
MC:ばばちえさん((公財)日本郵趣協会STAMP-SHOW委員)

高名康文さん

ばばちえさん
2024年は、パリ・オリンピックの年。コロナ禍も明け、フランスやヨーロッパの国々を旅して、郵趣を楽しみたい人もいるでしょう。本イベントに登壇する2人は、ヨーロッパで現地の郵趣スポットを訪れて、さまざまな郵趣品を作ってきました。

 フランス文学を研究している高名さんは、5カ月のベルギー生活から帰ったばかりです。今回の滞在中、あるいは以前の旅行で、フランス、チェコ、ベルギー、ドイツ、オランダに行った際に、現地で切手とポストカードを入手し、郵便局の窓口やポスト投函によって押印してもらった経験を紹介します。その際、意思疎通のために使ったフランス語や英語、ちょっと役立つジェスチャーやミニ情報もご紹介します。 

 ばばさんからは、昨年訪れたパリ・ルーヴル局の郵趣品コーナー、郵便博物館(Musée de la Poste)といった、パリの郵趣スポットを紹介します。
フランス切手の初日印郵頼サービスについても、紹介する予定です。

 
4月28日(日)
11:00〜12:00 STAMP-SHOW2024表彰式
(特別寄附金功労者表彰、フリースタイル切手展、トピカル切手展)
13:00〜14:00 切手デザイナートーク&サイン会「震災復興とデザインのちから」
ゲスト:玉木 明さん(日本郵便(株)切手デザイナー)
MC:池澤克就さん((公財)日本郵趣協会JAPEX委員長)

玉木 明さん

池澤克就さん
震災復興に向けてデザインの現場は何ができるのか。
東日本大震災の寄附金付切手をはじめ、震災復興や 防災に関わる切手のデザインを多く手がけてきた切手デ ザイナー・玉木明さんに、震災復興に対する想いをデザインの現場視点でお話しいただきます。
東日本大震災のボランティア活動に参加したことが切手のデザインにも大きく影響しているという玉木さんの体験から、心に響くデザインとは何か、デザインに込められた「ちから」について感じていただければと思います。

 なお、本トークでは4月19日に発行された趣味週間切手のデザインについてもお話しいただく予定です。

14:30〜15:30 能登半島地震復興支援イベント キロBOX販売スペシャルオークション