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  　寄附金のお願い
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　第60回の節目となる今年の全国切手展JAPEXは、日露戦争にちなんだ「日露戦争勝利120年」を企画出品のメインに据えるとともに、あわせて本年末で400年あまりにわたる国内郵便配達の歴史に幕を下ろすデンマークに焦点をあてた「デンマーク切手展」を開催するなど、盛りだくさんの内容で切手収集家の皆さまはもとより、広く社会的にもアピールする企画を立て、鋭意、準備を進めております。
　近年、インターネットの動画配信やSNSを通じて切手・郵便の話題が取り上げられる機会が増え、また、新たな感覚で郵趣、郵便文化を楽しむ女性も増えています。こうした時流を逃さず、JAPEXを通じて、郵趣の楽しさ・奥深さをより多くの方々に知っていただくことは、日本の郵趣界の将来にとって非常に重要なことであるのは論を俟ちません。
　さて、皆さまご承知のように、JAPEXの開催には多額の経費が必要です。今年度の予算では、会場関係費の約750万円をはじめ、総額で約1,200万円の費用が必要になる見込みです。
　これに対して、JAPEXの事業収入は、近年の実績を踏まえ、切手商の皆さまにご出店いただくブース料等の出展料約300万円、その他ご協賛企業・団体の皆さまからの協賛金約200万円、競争切手展出品者の皆さまにご負担いただく出品料収入約140万円、記念品等の販売品収入約100万円などの各種収入を見込んでおりますが、約300万円が不足しております。
　この不足分を、会員の皆さまから頂戴した協会の会費収入で全てまかなうことができれば問題ないのですが、協会の会費収入は機関紙「郵趣」の制作や事務局の日常的な活動経費でほとんど使われてしまうのが実情です。
　つきましては、今年も、皆さまにJAPEXに対する財政面でのご支援を仰ぎたく、寄附金のご協力をお願いする次第です。 寄附金は本年も、1口4000円の一般寄附金と、1口30,000円の特別寄附金を募集します。寄附金にご協力いただきました皆さまには、ささやかではございますが別表の通りの特典をご用意しております。
　もちろん、実行委員会では、お寄せいただいた浄財を最大限有効に活用すべく、春のSTAMP-SHOWで経費を圧縮した実績を踏まえ、より徹底した運営面の効率化と経費節減を進めます。私は、実行委員長として、なによりもまず、JAPEX存続のため、“聖域なき改革”を断行することをお約束します。
　JAPEXを通じて、郵趣に対する社会の認識が向上すれば、結果として、その果実は協会の諸活動の充実というかたちで、必ずや私たち現会員のもとに戻ってくるはずです。
　JAPEX開催の最大の課題である財政面をクリアするためにも、寄附金への皆さまのあたたかいご協力を賜りますよう、伏してお願い申し上げる次第です。

JAPEX2025実行委員長 　内藤　陽介